日常生活活動とは、生活を営む上で必ず必要な動作(例えば食事をする際の動作や衣服を着替える際の動作など)について学習する科目です。今回の授業では、車いすの特徴を学習する一方、「キャスターアップ」という車いすを使用した動作について紹介します。


今日のテーマは「車いすの特徴と操作」です。
車いすは患者様の生活を支える重要な器具です。


まず操作に入る前に、各部名称を確認します。これはレバー式のブレーキです。タイヤが動かないようロックします。


これは「レッグレスト」というもの。車いす走行中、足が床に落ちないようにするベルトです。部品一つ一つには重要な役割があります。


実際にレッグレストを車椅子に取り付けてみよう


次にフットレストです。足を置く板状のもので、取り外し式と開閉式があります。足の長さが一人ひとり違うため、高さを調整します。


各部品の特徴を学んだあとは「キャスターアップ」について学んでいきましょう。車いす走行中には、少なからず段差のある場面に遭遇します。キャスターアップはこの段差を乗り越える際に必要となる動作です。


まず先生がデモストレーションをして・・・
前輪を上げるコツを指導します。


実際に練習をしていきます。最初は後ろで支えながら前輪を徐々に上げていきます。


練習中は後方に転倒することもあります。
実際に医療現場でも起こりうるため、対処方法を学びます。


練習の末、一人で前輪を上げる動作ができるようになった
学生さんもいました。最後に前輪を上げ、実際の段差を乗り越える練習をして
授業終了です。
