令和3年6月20日(日曜日)に、第29回校友会並びに総会が開催されました。校友会会員 の先生方には、多事ご多忙の中、ご出席を賜り誠にありがとうございました。
昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から校友会を中止しましたが、今年 度は初めてオンラインで開催しました。第29回校友会を開催することができましたのも、 ひとえに理事長はじめ教職員の先生方のご指導、ご鞭撻、並びに講師の室伏由佳先生のご 協力によりできたことと重ねて厚くお礼申し上げます。
基調講演では、順天堂大学スポーツ健康科学部 講師の室伏由佳先生に『スポーツ障害 とコンディショニング〜陸上アスリートの症例と体験的事例から〜』の演題でご講演いた だきました。室伏先生の競技成績とその中で経験された怪我や故障等の年表に基づき話さ れました。先生の話の中からは、体を酷使するアスリートの不安な気持ちや、試合に臨む 調整の中での体調不良、試合当日にフィジカル面とメンタル面をピークに調整することの 難しさがひしひしと伝わりました。オリンピックという最大の目標を達成するために無理 もしなければいけなかった心と体の葛藤がとても印象に残りました。普段聞くことのでき ないトップで活躍していたアスリートの話は、競技者をサポートするトレーナーを目指し ている学生や既に現場で活躍している卒業生にとっても大変貴重な講演でした。
校友会総会では、理事長挨拶の後、会計報告、役員紹介等を行いました。また、求人・ 就職相談も行われました。
講演におきましては、講師の室伏由佳先生の惜しみないご理解とご協力により、大変充 実した会として好評のうちに閉会することができました。心より御礼申し上げます。
さて、校友会としましては、今後も会員の皆様の旧交を温める機会や、在校生との交流 、臨床に役立つ勉強の機会を提供していきたいと考えております。次回は、令和3年11月 21日(日曜日)を予定しています。
今後も卒業生、在校生、教職員が一体となって協力し、福岡医療専門学校さらには医療 界の発展に貢献できればと思います。終わりに、校友会会員ならびに関係各位の皆様のご 健康と更なるご活躍を祈念いたします。